20代前半と後半についての備忘録

ブログをnoteから移転した。理由はnoteのフォントが嫌いだから。

このブログは現時点で自分が考えていること、この数年を振り返って思っていることを書いているだけなので、ただの備忘録的なものになる。特定の誰かに向けて書いた文章でもないので、分かりづらい表現が一部あるかもしれないことは予めご了承頂きたい。

 

先月、26歳を迎えた。誕生日当日は、大学時代の友人のシェアハウスで過ごしていてサプライズ的に祝ってもらったが、それも彼らとの縁の深さを感じる。大学時代の友人は一生モノだとよく言うが深く納得するものがある。

突発的だが、この文章を書こうと思ったきっかけは蒼井優さんのブログだった。
女性向けの記事だけれど、男性にも共通するところがあって僕は深く共感した。

woman-type.jp

勢い。

20代前半なんてただの勢いだった。勢いで進んできた分、たくさんの過ちを犯した思う。勢いの裏に隠されているのはきっと欲望の塊だし、自分以外の他者に対する憧れだ。こんな自分になりたいと言うけれどそれは大抵、自分が望む自分ではなくて、誰かから見た格好いい自分だったりする。ただそんな偽りの欲望に意味がないと分かってくるのが20代半ばだし、そこを過ぎてくると矢印は自分に戻ってくる。自分の心と向き合い、自分の体と向き合うようになる気がした。

 

内なる欲求が自分を駆り立てるフェーズに変わっていく。これが蒼井さんのいう自分にあった服を着るということ。他者との比較により、自分が社会の中で相対化されることで向き合えるようになる時期。コンプレックスに向き合う、生まれてきて授かった自分の能力・体と向き合う。自我形成の第2フェーズのようなものなんじゃないかなとも思っている。

 

そもそも僕は、人には1人1人成すべきミッションが与えられているという考えを持っている。そのミッションを果たすために最適な場所に出会えた時に人は最も輝くし、それを「適材適所」と呼ぶ。それに出会える日というのは人によって異なるけど自分に向き合い、会話し続けている人ほど早く訪れるんだろうなと思う。早い分だけ右も左も分からないまま進むからエネルギーは使うし、遅い分だけ経験があるから早く登れたりもするから早い・遅いに良い・悪いはない。あの坂本龍馬だって使命感に駆られ脱藩したのは28歳で、亡くなったのは33歳。5年間が彼の人生だったと言って良い。

 

大学時代の環境要因もあるが、僕も20代前半は自分との対話・内面の未熟さ・ソフトスキルに時間を費やしてきた。ソフトスキルなしにハードスキルを持つことのリスクや伸び悩みを懸念したし、何より最もレバレッジの効くものだと思っていたので、間違いではなかった。

 

それでも「勢い」で進んでしまうのだから無知と若さは魔法だなと思う。

そして25歳だった一年前は、まず自分にとって一つ大きな意思決定からスタートした。

takuya-k.hatenablog.com

それで?この一年はどうだったの?と聞かれると、うーん正直「一番仕事量が少なかった年かな」と答える。理由は様々あるが、一番はまだその時じゃなかったからだと考えている。他にもスタイルの見直しというか色々なスタイルを試してみた。

僕は「誰よりも正しく多く練習した人が上手くなる」という考えなので、基本オールインするスタイルでお金も時間も突っ込む。お金はたかが知れているが、誰よりも対象のことに四六時中時間が使えるから、当たり前だけど早く多く学べるし身につく。このスタイルを一度崩してみたが合わなかったから戻したりした。そういう試行錯誤を経たからこそ、今もう一度自分らしくやったほうが良いなということで復調しているから、やはり人生に波はあるし2019年は「準備の時期だった」と捉えている。

 

ただ良い準備はできた。

コーチングもパーソナルトレーニングもいいコーチとの出会いがあって、今でも月一回のメンテナンスは習慣になっている。自分という乗り物がいつ・どんな時にどうなるのかを理解できたし、これからもっと理解できるようになっていくと確信している。

なぜか「生」に対して無責任な気がして、食生活も酒の量も大きく変えた。※ 飲む時は飲みます。

ただ、それでも脳内キャッシュは溜まるし、ストレス・疲労は溜まるのだから、また人体というのは不思議で面白いなと思う。


素敵な「考え方」にも出会った。分かりやすく言うと非線形的な運命を受け入れるという考え方。それまでは偏りすぎたくらい線形的で何かの事象に対しては理由をつけたがる癖のあった自分にとって、バランスが取りやすくなって推進力が生まれる考え方だった。

 

迎えた2020年。20代後半に突入した今、何か時間をかけて育ててきたものが、一つ一つ実になってきてるような気がする。ここまで運気が良いと自分で感じるのは人生を見ても1回あるかないか。人との出会いにも恵まれ、良い「気」を皆さんから貰っている。

準備期間を終えて徐々に機運が高まる今、腰を据えて実を大きくしていきたい。

自分という乗り物がある程度コントロールできるようになってきたところで、この乗り物に対して武器を与えていこうとしている。武器というと専門性?と聞かれるがニュアンスが微妙に異なる。僕にとっての専門性は、圧倒的な守備領域なので今までカバーできていないこと全てが対象になりうる。

守備範囲を広げると言えど、本質は一緒なので全く別のことに対してコミットしている認識もないのだけれど、とりあえず2020年は統計と法律に焦点を当てている。

なぜこの2つかというと業務上の範囲が大きいということもあるが、シンプルに世の中の成り立ちを正確に捉えたいから。

進捗は良い。やはり思考は現実化するし、ここまで年始に立てた目標に向かえているのは初めてかもしれない。コーチに感謝したい。

ここから20代後半が始まるが、個人的なミッションは変わらない(スポーツで新しい経済圏を作ること)し、見ている景色も変わらない。少しずつ登って雲がかっていた部分が見えてきたところ。

蒼井さんが言うように、これから更に年齢を重ねるのが楽しみで仕方ない。